日本IBM・ヤマシタの先進事例に学ぶAI実装
人的資本経営を“AI実装”で進化させる 開催レポート
皆さま、こんにちは!GAとHR Technology Consortium様との共催により、3月4日に開催した第1弾セミナーに続き、5月14日には麻布台ヒルズ(Hills House)にて、第2弾となる「人的資本リーダーのための『HRAX』戦略2026 — 日本IBM × ヤマシタに学ぶAI実装」を開催しました!
人的資本経営が企業価値を大きく左右する今、「AIを人事にどう活かすか」は多くの企業にとって急務の課題です。今回は、人事業務の自動化にとどまらず、自律的に業務をこなす「Agentic AI(自律型AIエージェント)」をいかに組織に実装するかをテーマに、熱気に満ちた当日の様子をたっぷりとお届けします!
基調講演:日本IBMが実践する、約45億ドルのコスト削減
と「AI同僚」時代
基調講演には、日本IBMの児玉都氏(HR & タレントトランスフォーメーション パートナー)にご登壇いただき、同社が過去3年間でAIを通じて約45億ドルものコスト削減を実現した事例をご紹介いただきました。
氏からは、AIがこれまでの「補佐役」から、人と協働する「同僚(AIカリーグ)」へと進化している現状についてお話がありました。AIに大量の処理を任せ、人間は判断や想像力、対人関係の構築に特化するという役割分担の再設計が不可欠だといいます。また、技術の導入以上に、組織全体で新しい働き方を根付かせる「チェンジマネジメント(風土改革・リスキリング)」こそが成功の鍵を握ることを強調されていました。
続いては、HRテクノロジーコンソーシアム理事の菅原聡氏に、株式会社ヤマシタにおける具体的なAI実装のプロセスをご紹介いただきました。
同社では「AIファースト」の仕組み作りを推進した結果、採用人数が年間120人から550人へと大幅に増加!さらに、従業員体験(EX)の向上により退職率が17%から4%に劇的に改善し、給与も前年比で11%アップするなど、人事変革が直接的に企業の業績と利益向上に貢献した実績をお話しいただきました。菅原氏は「すべてを一気に変えるのではなく、最も効果の出やすい部分から小さく始めて成果を出す『MVPアプローチ』が重要である」と力説されており、参加者の皆さまもその実践的な手法に熱心に耳を傾けていました。
事例講演:株式会社ヤマシタに見る、AI実装が生む
圧倒的な「投資対効果(ROI)」
ワークショップ:AIに任せるか、人が担うか。
自社の業務プロセスを再定義する。
セミナーの後半は、前回同様にGeneral Assembly日本事業責任者・佐藤正憲のファシリテートのもと、参加者の皆さまに体験型ワークショップに取り組んでいただきました。
グループに分かれ、自社の人事業務フローの中で「AIに任せるべき業務」「AIと協働する業務」「人が担うべき業務」の境界線をどこに引くかをディスカッションしながら、他社の課題や特有の事情を共有し合うことで、現場でのAI活用の解像度が一気に高まる、非常に活気に満ちた時間となりました!
【予告】1-Day キャンパス型「AI for HR 」開催続報!
3月・5月のセミナーを通じて、「AI時代のHR戦略の方向性」や「AI実装がもたらす高いROI」について多くのリーダーの皆様と共有してきました。 次はいよいよ、「自社で実際にどうAIを組み込み、プロセスを変革するのか?」を形にする実践のフェーズです!
現在、General Assembly Japanでは、1-Day キャンパス型の「AI for HR 入門講座」の開講に向けて準備を進めております。本講座では、本セミナーに登壇した菅原聡氏を講師に迎え、座学だけでなく実際のPCを使ったハンズオン形式で、以下の実践的なスキルの習得を目指します。
出力のブレをなくし、意図した成果を出すための「プロンプト設計」の実践
自社の評価基準やナレッジを読み込ませた「カスタムAI(AIエージェント)」の構築体験
明日から自社で実行できる「AI導入アクションプラン(プロセス設計)」の策定
「AIツールを導入したものの、現場への浸透が進まない」「人事機能全体の変革を推し進めたい」とお考えの経営層・HR責任者の皆さま、ぜひ本講座へのご参加をお待ちしております!
■「AI for HR 入門講座」開催概要(予定)